モノクローナル抗体 （ monoclonal antibody ）の間違い？

モノクローナル抗体 （ monoclonal antibody ）単クローン抗体とも呼ばれる。均一の分子からなる抗体のこと。化学的および生物学的に単一の性質をもった一つの蛋白あるいはペプチド成分（抗原決定基）に対する抗体。

１個の抗体産生細胞は１つの抗原決定基を認識するモノクローナル抗体のみをつくる。同一の化学構造をもつモノクローナル抗体を得ることは、目的とする成分の正確な分析や生体成分の検出・定量・濃縮あるいは精製などに大いに役立つ。

たとえば、体内のがん細胞にモノクローナル抗体を接合させ患部を消滅させるような治療や腫瘍細胞等の分離・分析、臨床診断に使用され、急速に発展した。また、大量生産が可能で、免疫学研究用の試薬や、農業・畜産業においての細菌検査・ウィルス検査・血清検査などにも用いられている。最近では、細胞融合を使わずに、遺伝子組み換え技術で生産できる方法が開発されている。
http://www.biotech-house.jp/glossary/glos_154.html

*monoclonal(a)
モノクローナル；単[一]クローン[系]の；単[一]クローン性【基医】
*monoclonal gammopathy(n)
単クローン性免疫グロブリン血症；単一クローン性高ガンマグロブリン血症【疾患】〔SNOMED-D4721 ICD-273.1〕　（略→MG）
monoclonal IgM cold agglutinin(n)
単一クローン性IgM寒冷凝集素【薬化】
monoclonal immunoglobulin(n)
単一クローン性免疫グロブリン；Ｍ蛋白【薬化】　（略→M-protein）
monoclonal immunoglobulinopathy(n)
単クローン性免疫グロブリン病【疾患】〔ICD-273.1〕
monoclonal peak(n)
単[一]クローン性ピーク【基医】
英和医学用語大辞典